みなさん「低用量ピル」という言葉を聞いたらどのようなことをイメージしますか?避妊薬?生理痛を軽減させる医薬品?実は、あまり知られていないけれども、低用量ピルは素晴らしい効果を持っている医薬品なのです!

低用量ピルの効果ってこんなにあるの?!

低用量ピルはホルモン分泌を抑えるので生理が軽くなる

低用量ピルは卵胞ホルモンの含有量が50マイクログラム未満のもので、経口避妊薬と呼ばれます。主な成分に卵巣ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン類似ホルモン)という女性ホルモンが含まれています。
これらのホルモンの働きで脳下垂体が脳が「妊娠した」と感知し、排卵を促す際に必須である黄体化ホルモンの分泌が抑制されます。その結果、排卵がおこらなくなり卵巣が休眠状態になります。
また服用することで子宮内膜の増殖を抑えるため、子宮内膜に含まれるプロスタグランジンという物質の増殖も抑えられます。この物質が子宮収縮を促すと同時に痛みを引き起こすため、低用量ピルを服用することで生理痛を抑えることができるのです。子宮内膜の増殖が抑えられるため、厚みも減り、経血量も減少します。
低用量ピルには1日1粒を21日飲んで7日休むものと偽薬を含む28粒を毎日1粒飲むものとがありますが、どちらの場合もこの7日の間に生理がくるようになるため、生理の期間が規則正しくなります。
また生理中だけでなく、月経前症候群(PMS)の緩和にも効果があります。PMSの症状は排卵から月経にかけて卵巣から分泌が増えるプロゲステロンの働きでおきるので、プロゲステロンの分泌を抑制することが効果的なのです。プロゲステロンには体温を上昇させる効果がありますが、それも抑えられるので、眠気や集中力の低下も避けられます。またエストロゲンとプロゲステロンの急激な変化がおこらなくなるため、イライラしたり落ち込んだりという変化もおきにくくなります。
低用量ピルを飲み始めたときは吐き気や頭痛がおこりやすくなります。飲み続けても症状が収まらないときは、医師に相談が必要です。